今回はヒプノセラピーセッションの感想をご紹介します。
このクライアントさんは、昨年5月に脳卒中で倒れ、その後、体の麻痺と発話のしにくさが障害として残りました。2ヶ月の入院生活とリハビリを経て退院された後は、自宅で療養とリハビリを1年間続け、杖をついて室内をゆっくり歩いたり、家族との意思の疎通ができるくらいには回復されました。しかし、身体の麻痺以外にも、時折泣きたいわけではないのに泣き始めて止まらなくなるといった後遺症に苦しまれていました。
そこで、主にメンタルケアをしてほしいとヒプノセラピーのセッションを申し込まれました。3か月のヒプノセラピーでメンタルを強化しつつ、リハビリのモチベーションをアップ。また、感情を上手にコントロールできない状態についても、カウンセリングやヒプノセラピーを通して、うまくコントロールできるようになりました。
クライアントご感想
ヒプノセラピーを受けようと思ったきっかけは何ですか?
2年前に一度ヒプノセラピーを受けた経験があったので、今回もヒプノセラピーを受けてみたらいいのではないかと思いました。以前受けた時は、仕事や人間関係の悩みでお世話になったのですが、今回の目標は、杖などの支えなしで自力で歩けるようになることと、誰にでもわかるようにはっきり話せるようになることでした。それから、時折、場にそぐわないほどひどく泣いてなかなか止められないことがあったので、それを治したいと思い申し込みました。
ヒプノセラピーは、どのようなものでしたか?
セッションの間はとてもリラックスでき、セッション後は自分の人生や能力について前向きな気持ちになれました。ヒプノセラピーは脳を再構築し、一段階ずつ着実に進歩し、力をつけていくための方法だと思っています。
ヒプノセラピーを受けたことで、どんな変化がありましたか?
ヒプノセラピーを受けてから、食事にも気を付けるようになり、リハビリにも前向きに取り組みました。そして次第に以前より姿勢良く歩けるようになり、以前は小さかった声も大きくなってきています。最近、かかりつけの病院に診察に行った際の結果も良く、担当の医師は私の進歩にとても喜んでくれました。「近いうちに自力で歩けるようになる!」と決意して、今も前向きにリハビリを続けています。
また、以前は泣くと止まらなくなって家族を困らせていましたが、今では自分の力で短時間で止めることが出来るようになりました。また以前は泣いてしまうのが怖い気持ちもありましたが、今では泣くのは自分の感情の一部であり、泣いてもいいと受け入れることも出来るようになりました。
最後のセッションで、キーワードとして「決意」という言葉を思い描いたことが、進歩に常に集中する手助けとなりました。今はリハビリのほかに毎日40分ほどチェアヨガで運動したり、家の周りを散歩したりしています。また以前やっていたボランティアの活動にも、少しづつ参加することが出来るようになっています。
心理カウンセラーまさこの印象はどうでしたか?
まさこさんはとても丁寧で、褒めたり励ましたりするのが上手なセラピストさんです。セッション中もとても優しく共感的で、安心感を与えてくれる方だと思います。
まとめ
ヒプノセラピーセッションでは、カウンセリングとヒプノセラピーの手法をつかい、心理的ブロックや思い込みを外して、無意識のプログラムを書き換え、ポジティブな変化や目標達成をサポートいたします。このクライアントさんは、3か月のサポートを受けて、日々前向きにリハビリに取り組み、脳卒中の後遺症を少しづつ克服しつつあります。
このように、ヒプノセラピーは医療のサポートとして、心のケアを施し、マインドからのポジティブな変化を促すことも可能です。
守秘義務について
こちらの感想はご本人の許可を得て掲載しています。心理カウンセラーには守秘義務がありますので、セッション内容は誰にも漏れることはありません。
関連記事
まさかホントに自分の三日坊主癖が改善されるとは思いませんでした!