アロマセラピーというと、アロママッサージのイメージがあるかもしれませんが、マッサージ以外にもアロマセラピーを簡単に楽しめる方法はたくさんあります。今回は、簡単に自宅でアロマセラピーを楽しめる10通りの方法についてお伝えします。
アロマセラピーを楽しむ10通りの方法
1.精油のキャップを開けてそこから香りをかぐ。
一番手軽な方法は、精油のボトルのキャップをあけてただそこから精油の香りを思いっきり嗅ぐだけです。精油は揮発しやすいので、ボトルの穴から立ち上る精油の香りだけでも十分にその薬効を取り入れることが出来ます。
集中したいときにはローズマリー、リラックスしたいときはラベンダー、そして気分をリフレッシュしたいときはペッパーミントなど、いつも手に取れる場所において、必要なときに嗅ぐことが出来るようにするといいですね。
ただし、たまに精油と鼻の頭がついてしまうことがあるので、つかないように注意してくださいね。精油が肌についたときは、すぐに水で洗ってください。
2.ティッシュやハンカチに精油を垂らして、自分の身の回りにおく。
これもとても、お手軽な方法です。精油は直接肌にはつけられないので、ティッシュやハンカチに1~2滴垂らしてその香りを楽しみましょう。好みの精油を垂らしたハンカチを持ち歩くだけで、時折香るにおいに心までほっこりするし、ベッドの脇にラベンダー精油をたらしたティッシュを置いておくだけで安眠効果が期待できます。
3.ディフューザーに精油を垂らす。
リードディフューザーは、瓶にアルコールで希釈した精油を入れ、その瓶にさしたリードを通してアロマの香りを拡散させます。
加熱式アロマディフューザーはアロマポットなどと呼ばれます。器具の上にある皿に水を入れて精油を数滴垂らし、熱で皿を温めてオイルを拡散させます。
超音波式アロマディフューザーは水を入れて精油を超音波によりミスト状態にして、部屋に拡散してくれます。
噴霧式アロマディフューザーは、空気を振動させて精油を霧状に噴射して香りを拡散させます。これは、精油の原液をそのまま使用するため、 香りが強く広範囲に香りを拡散させることができます。
4.コップやボウルにお湯を入れて精油を垂らす。
お湯を入れたコップに精油をたらすだけのお手軽アロマセラピー。風邪を引いたお子さんのベッドのそばにユーカリやラバンディンの精油を2~3滴垂らしておいておくだけで、風邪の症状を緩和したり空気を浄化したりしてくれます。
5.ハンドバス
洗面器に手首が隠れるくらいまで暖かいお湯を入れて、精油を2~3滴垂らします。お湯に手をつけて、精油の香りを感じながら、手を揉みほぐすとより効果的。
手の暖かさだけでなくふっと香る精油の優しい香りに心もほどけていきます。
6.フットバス
大き目の洗面器や足湯用の容器にくるぶしが隠れるくらいまで暖かいお湯を入れて、精油を2~3滴垂らします。足湯をすると、温まった血液が全身をめぐり、ぽかぽか身体も暖かくなるので寒い日などにはとくにお勧めです。
7.お風呂に精油を垂らす。
お風呂に入るときに、精油を5~6滴垂らして湯船につかるのもおすすめです。全身から精油を吸収できるだけでなく、身体が温まって血の巡りも良くなり気持ちもリラックスします。
精油が直接肌につくハンドバス、フットバス、アロマバスにはラベンダーやカモミールなど皮膚への刺激が穏やかなものがお勧めです。肌に合うかどうかわからないときは、まずはパッチテストをして確認してください。
8.風邪にスチーム吸引
大き目のボウルや洗面器に熱いお湯を入れ、精油を1~3滴垂らして蒸気が逃げないように頭の上からタオルをかぶせて目をつぶり、蒸気を吸入します。鎮痛効果や抗菌効果のあるユーカリやラベンダーを使うと咳や鼻づまり、のどの痛みなどの風邪の症状に効果的です。
9.生理痛や筋肉痛、腰痛、頭痛に効く温湿布
大き目のボウルや洗面器に熱いお湯を入れ、精油を2~3滴垂らし、タオルを浸してよく絞ります。これを気になる部分に優しく押し当ててください。タオルが暖かくなくなったらまたお湯につけてこれを繰り返してください。(お勧めは鎮痛効果のあるゼラニウムやカモミールローマンなど)
10.発熱や熱をもった炎症や痛みの緩和に冷湿布
大き目のボウルや洗面器に氷水を入れ、精油を2~3滴垂らし、タオルを浸してよく絞ります。これを患部にあてて冷湿布します。お勧めは鎮痛効果や抗菌効果のあるゼラニウム、カモミールローマン、ラベンダー、ユーカリなどです。
まとめ
いかがでしたか?意外と簡単にできることばかりだったのではないでしょうか?ぜひ精油を普段使いして、毎日の暮らしに香りと心のゆとりを取り入れてくださいね。
最後に、精油は薬効があって上手に利用するととても心にも身体にいいものですが、妊娠中や授乳中、小さなお子さんやお年寄り、持病や疾患、アレルギーなどがある方にはお勧めでない精油もありますので、その場合は医師や専門家にご相談くださいね。