目標を達成できない人の3つのいいわけとその対策

目標達成できないいいわけ

将来なりたい姿や叶えたい未来を想像して、それに対してプランを立てる過程はワクワクしますよね。例えば新しいキャリアのために資格を取得しようとか、夏に水着を着こなすために体を鍛えようとか!

でも、目標をたてたけれど三日坊主な人が多いのも事実。

叶えたい夢がある。その夢を叶えるために、目標を設定したけれども、なかなか行動に移せない。やるべきことはわかっているのに後回しにしてしまう。だんだんモチベーションが落ちてきて、最後にはどうでもよくなったり諦めてしまう。

そんな目標達成迷子のみなさんに多い3つの理由とその対策について

自分の「三日坊主」の本当の理由をしっかり見極めて、次の目標にむけての対応策を考えましょう!

理由1.自信がない

自信がない人の特徴はこんな感じです。

  • 決められない。
  • 決められないから最初の一歩が出せない。
  • 何をしたらいいのかわからない。
  • 何をしたらいいのかわからないから、誰か良く知っている人に頼りたい。
  • 「正しい方法があるはず!」とありとあらゆることを調べる。
  • 調べていくとどんどん情報が増えて頭でっかちになるけど、さらに知りたい新しい情報をみつけてそれを調べ続けるため、いつまでたっても行動できない。
  • 先ずは資格を取ろうと考える。次に認定講師になろうとする。次はセールスやマーケティングのことを学ぼうと思っている。
本

新しい事をはじめるときは誰でも自信がないものです。それでも新しい事をはじめようとするのは、その先の未来に価値があると思うから。しかし、自分に自信がないと、どんな決断に対しても自信が持てずに、結局誰かに頼ろうとしてしまいます。その結果、情報だけどんどん増えていったり、資格や講師の免状を取ることに夢中になりますが、結局最初の一歩が踏み出せないままです。

私たちが行動を起こすとき、このように情報が伝達されています。

思考と行動の間には感情がある

例えば、

思考:このの髪形に変えたら、似合うだろうな
感情:ワクワクする(+の感情)
行動:美容室に予約を入れる(+の行動)

といったように、かならず思考と感情、行動は一対となっています。

これは、行動できないときも一緒です。

例えば、

思考:人前で発表すると笑われるかもしれない。
感情:ドキドキして不安だ(ーの感情)
行動:発表しない(ーの行動)

恐れや不安といった感情は、その元となる思考を探っていくと過去の出来事にリンクしていることがあります。もしかしたら発表することにドキドキ不安になるのは、子どもの頃にクラスの前で発表して笑われた恥ずかしい記憶があるからかもしれません。 そしてその恥ずかしかった記憶は遠いかなたにほおむられていても、人前で発表するということにたいして無意識に不安を抱いていることも多いのです。 行動できない元凶となる思考がわかれば、そこから変えていく事ができます。

思考が変わればそれに伴う感情も変わり、感情が変わることで、自然と行動も変わっていきます。

子どもの頃に笑われたことがあるからといって、大人になった今、人前で話したら、笑われるでしょうか?大人の自分であれば、うまく話せるかもしれません。もし笑われたとしてもうまく対処できるかもしれません。子どもの頃の経験を、大人になっても繰り返すという確立はかぎりなく小さいのです。

自信がない人への対策

自信がない人はまず、自分が自信がないために新しい行動に出ることを恐れているということを認めるところからはじめます。そして不安や恐れがどこからきているのか好奇心を持って自問自答してみましょう

行動できない言い訳を探ると、いろいろな過去の記憶が掘り出されてきますが、まずはそれを受け止めましょう。そして、不安や恐れの理由がわかったら、不安や恐れで自分を守る必要はもうなくなったのだと自分自身に伝え、静かにその気持ちに感謝し手放しましょう。

たいていはこれだけで行動できるようになるものです。でも、もし不安や恐れが大きいときはカウンセリングでその不安や恐れをサクッと手放しましょう。

自信をつける一番の早道は、実際に行動を起こし、経験を積み重ねる事。

どんなエキスパートでも、最初の一歩は経験も自信もない状態で踏み出しているもの。これまでのように回り道をせず、「失敗してもOK」と自分に許可をだして取り組んでみてくださいね。 いきなり本番では辛いというのであれば、小さな行動を積み重ねて自信をつけていきましょう。 また、一緒に目標に取り組む仲間やメンターの存在もとても心強いもの。どうしても自信がないときは、そういった人たちの力を借りてみましょう。

理由2.心理的抵抗やブロックがある

心理的抵抗やブロックがある人はこんな感じです。

  • 目標達成のための行動を後回しにして、あまり重要度が高くない事から手をつけ始める。
  • 目標達成のための行動はずっと気になっているが、他にもやらないといけない雑事が次から次へと出てくるのでまだまだ後回しにする。
  • 台所の掃除や洋服ダンスの整理、写真の整理、ウェブサイトの編集などがしたくてしょうがない。
  • 目標達成のための行動をする前に、ちゃんと自分の時間が確保できるようほかの事を片付けようと思う。
  • とにかく行動を起こす前の準備に余念がない。
ストップサイン

目標は達成したいし、そのための行動もわかっているし、できる自信もあるのにのになぜか出来ないパターンです。

この場合、大抵いつも「出来ない理由」があり、「そのためにやりたいけど出来ないんだ」と思い込んでいますが、たいてい大きな心理的抵抗やブロックが原因になっています。そして本人はそれに気づいていないことが多いです。

心理的抵抗やブロックがある人への対策

まずは、あまり重要度の高くない事ばかりをこなして、目標達成のためにすべき行動をとっていない自分に気がついたら、今やりかけている事をやめましょう。そして、その場から離れて深呼吸をしたり散歩にでたりして気分転換をはかりましょう。

そのあと、 自分は何を避けているのか?好奇心を持って自問自答してみましょう。 まだまだ完璧じゃないからと前準備や学習に余念がなく、行動を起こせない人の多くは、行動を起こした結果失敗する事を恐れていたりします。

心理的抵抗やブロックは自我を守るために働いてきたものです。しかし、これがあるせいで、目標を達成するための行動がいつまでも取れないのだとしたら本末転倒ですね。ですからこれも、気付いたら、静かに感謝し手放しましょう。そして「失敗してもOK」と自分に許可を出しましょう

不安や恐れよりも心理的抵抗やブロックを手放すのは容易ではないかもしれませんので、そういうときはカウンセリングがお勧めです。

理由3.目標達成にむけてのシステムが整っていない。

目標達成にむけてのシステムが整っていない人はこんな感じです。

  • 環境が整っていない。(ブログを書きたいがいつもテーブルは散らかっていてかけない。運動したいけど運動する場所が近くにない。など)
  • 必要な書類などがバラバラでどこにあるかわからない。
  • 目標達成のための行動に割ける時間がスケジュールに組み込まれていない。
  • 目標達成のためのやる事リストばかりがどんどん溜まっていくが、優先順位がまるでわからない。
  • 目標達成のために やる事リストから適当に簡単にできる事ばかりを先にしてしまい、忙しい割にはなにもすすんでいない。
  • 目標達成のためにやる事リストが多すぎて、やる気やモチベーションが下がってしまう。
ちらかったテーブル

部屋やテーブルの上が散らかっているときは、脳内もちらかっていることが多いのですが、これだと体力も思考エネルギーもだだ漏れ状態。

目標達成にむけての環境やシステムがまるで整っておらず、優先順位もスケジュールさえ決まっていないので、やる事リストの山をできるところから崩していっているけど、全く進展が見られないパターンです。

目標達成にむけてのシステムが整っていない人のための対策

一番頭が痛い状況ですが、一番簡単に直せるのもこのパターンです。

そのために必要なステップは以下のとおり。

①目標達成に最適な環境づくり。
②目標達成に必要なステップを細かく書き出す。
③目標達成に必要な時間をスケジュールに入れて確保。
④小さなステップを達成するごとに何らかのご褒美を設定する。

まずは、目標を達成するために 自分の身の回りの環境を整理して必要な環境を作ります。たとえば、ブログを毎日書く事が目標であれば、机の周りを片付ける必要があります。もし毎日運動をしてダイエットすることが目標であれば、運動をする場所を見つけます。

次に、何をするとよいかブレインストームをして書き出して、それを段階的に並べ替えます。目標達成への行動を小さなステップにわけることで、小さな目標が見えてきます。

そして、その小さなステップに必要な時間を毎日の自分のスケジュールに組み込みます。このとき、この時間は自分の最優先事項として、一番エネルギーの高い時間帯に設定すると良いです。たとえば、ブログを毎日書くことが目標であれば、朝活にしてしまって、子供たちがまだ起きてこない静かな時間帯にコンピューターに向かうようにすると、それだけでずいぶんと書くモチベーションが変わってきます。

そして、そのちいさなステップを達成するたびに、自分がうれしくなるようなことをご褒美としてあげてください。たとえば、その日にしたいことをチェックリストにして、達成するたびにチェックマークをいれる。もしくは出来たらその項目を消すといった行為だけでも、小さな達成感を味わうことが出来ます。

小さな目標を作ってそれを毎日達成し、その達成感を味わう。その繰り返しが大きな目標の達成につながるのです。

さいごに。。。

目標達成がうまくいかない3つの理由、いかがでしたでしょうか?どれか当てはまる物がありましたか?当てはまるものが1つだけの人もいれば、2つ以上当てはまる人もいたかもしれませんね。大丈夫。最初からサクサクとどんな目標でも達成できるという人はあまりいません。まずは、どんな理由で行動に移せていないのかを知る事が大切です。これがわかれば、対策を打つことも容易にできるようになります。

目標達成のためには失敗を恐れず、行動し続けることが大切です。三日坊主を卒業して、あなたの目標がしっかり達成できるよう、心から応援しています!

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ABOUTこの記事をかいた人

マレーシア在住 心理カウンセラー・ヒプノセラピスト。海外在住歴20年以上の経験から海外在住者ならではのお悩みや、国際結婚をした女性を対象としたカウンセリングを得意とする。子育てや人間関係の悩みから過去のトラウマや恐怖症の克服など様々なお悩みに幅広く対応。カウンセリングと催眠療法・タッピングなどを組み合わせた独自の心理療法で、ポジティブな変化を促すとともに、自分に自信がもてるようになることを目指している。