マインドマップは、主題(テーマ)から連想されるキーワードをそのままに表現する思考術。思いつくままに連想したアイデアをキーワードにして書きながら、頭を整理できるツールとしてビジネスや学術の分野で取り入れられているノート術です。
今回はこのマインドマップの作り方について説明します。
マインドマップの12のルール
このノート術を提唱したトニー・ブザンは、マインドマップについて12のルールを定めています。
- 無地の紙を使う
- 用紙は横長で使う
- 用紙の中心から描く
- テーマはイメージで描く
- 1つのブランチには1ワードだけ
- ワードは単語で書く
- ブランチは曲線で
- 強調する
- 関連づける
- 独自のスタイルで
- 創造的に
- 楽しむ!
(出典:Wikipedia)
脳の能力を最大限にする- トニー・ブザン マインドマップ(英語のみ)
しかしこの12のルールすべてを用いずとも、マインドマップを作成する事は可能です。最近では様々なソフトウエアも開発され、気軽にマインドマップを作成する事ができます。
マインドマップを作るメリット
マインドマップを作るメリットは、主題に関する様々な要因やアイデア、情報などのキーワード繋げて図式化し、整理する事が出来る点。
主題から思いついたキーワードを繋げていくだけなので、 短時間でのブレインストーミングにも最適 。 思考を制限することなく、 面白いアイデアが湧きやすい。書いていくうちに頭の中が整理されていくといった利点もあります。
また、色やイメージを付け足して、視覚的にも美しいマインドマップを作る事もできます。
関係性を図として捉える事ができるので、記憶しやすく 全体を把握しやすいというメリットもあります。
マインドマップ作成方法
マインドマップは、無地の用紙を用います。A4のコピー用紙でも画用紙でもなんでもかまいません。
まず真ん中に、主題を書き、そこから放射状にたくさんの枝を伸ばして、その先に思いついたキーワードを書き込みます。
主題からでた最初のキーワードを繋ぐ枝を、「メインブランチ」そこから派生する細い枝を「サブブランチ」といいます。 メイン・ブランチごとに色分けすると、カテゴリー分けできて見やすくなります。
新たに思いついたキーワードは、どの枝の言葉と関連性があるかを考えながら、もっとも関連性が高いと思われる枝から、外側に向かって枝を伸ばして付け足します。
マインドマップが出来上がったら、最後に全体を眺め、全体の関係性を確認したり、新たなつながりを見出したらそのキーワード同士を繋げたり、新たなアイデアを付け足したりしましょう。
マインドマップで頭の中にあった思考を構造化することで、アイデアがまとまり、優先順位を考えたり、俯瞰的に物事を捉える事が出来るようになります。
絵や色をつけ、イメージをふくらませるのもお勧めです。 ぜひ、 あなたらしいアート性のあるマインドマップにも挑戦してみましょう。