子どもに対してもっと忍耐強く寛容になる7つの方法

子どもに対してもっと忍耐強く寛容になる7つの方法

朝からテレビを見ながら朝ご飯を食べるものだから、なかなか終わらないしご飯粒があちこちにこぼれている。やっと食べ終わったと思ったら着替えや準備にぐだぐだ。もう家を出ないといけない時間なのに、「ママ、あれはどこー?」と出る直前に聞かれて、「いい加減にしなさい!だからなんでもっと早く準備しておかないの!?」と、朝から雷を落としてしまう。。。

こういう経験ないですか?

子どもって、なかなか私たちが思ったようには行動してくれないですよね。ある程度心に余裕をもって接していても、子どもの行動を見ているとモヤモヤすることってあります。でも、子供たちが育っていく過程で、思い通りにはいかないのが普通ですから、親には忍耐強さと寛容さが必要です。

イライラするたびに雷を落としていたらどうなる?

子どもは怒られた時、親に反抗するか、傷ついてシャットダウンするかのどちらかです。私たちは怒った時は、頭に血が上って理性的になれませんから、子どもに対して乱暴な言葉遣いを使ったり、ひどい言葉をかけてしまうこともあるかもしれませんし、もしかしたら、暴力を振るってしまう場合もあるかもしれません。その頻度が多ければ多いほど、親子関係にひびが入り、子どもが親を頼ったり信頼することができなくなることもあります。

さらに、そんな親の行動を子どもも真似するようになるかもしれません。イライラして兄弟げんかをしている子どもたちの言葉が、自分が怒っている時の言葉とそっくりなんていうのは、笑い話にもなりません。

かといって、親がイライラを我慢していればいいかというとそういうわけでもありません。イライラを我慢していると、自分自身が不満やフラストレーションを抱えることになりますし、残念ながら、怒りは我慢しても完全に消えてなくならないので、積もりに積もってあとで大爆発という事になってしまいかねません。

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もっと忍耐強く寛容になる7つの方法

では、子どもに爆発せずに、我慢もせずに子どもに対してもっと忍耐強く寛容になる方法にはどんなことがあるでしょうか?ここでは7つの方法をご紹介します。

1.自分のイライラの元となる感情に気が付く

怒りは二次感情と言われます。つまりイライラの原因となっているのは、憤りや不満、悲しみや不安、恐れかもしれません。まずは自分の本当の感情はなにか自分に問いかけてみましょう。意外と、原因は子どもではなく自分自身の余裕のなさからくる不満だったり、夫婦関係がうまくいっていないための不安だったりするかもしれません。原因がわかったら、それを解消することでイライラも減っていくでしょう。

2.深呼吸をする

イライラがピークに達した場合、深呼吸をして10数えましょう。呼吸に意識を向けて、イライラしているその不快な身体感覚をしっかり感じて吐き出すだけで、冷静になれる場合があります。

3.目の前の状況をポジティブに言い換える

子供がうるさくてイライラすることがあるかもしれませんが、それは子供が成長していることを示す良い兆候であると考えることができます。逆に、目の前の状況を否定的に考えれば考えるほど、不安や恐れが倍増しイライラも大きくなっていくものです。自分がイライラしている状況をどうとらえているのか?を客観的に書き出してみて、ではこの状況をポジティブに考えるとしたらどうとらえられるのか?を考えてみましょう。

4.現状を受け入れる

渋滞に巻き込まれて立ち往生しているときは、動かせない状態を受け入れるしかないように、変えられない現実に対しては、それがたとえ不快であってもその経験をそのまま受け入れたほうがいい場合があります。逆に変えられない現状を変えようとすればするほど、どうにもならずにイライラだけが増すものです。「そういう時もあるよね。仕方がない。」と目の前の現状をただ受け入れてみましょう。

5.遊び心を取り入れる

物事に真剣であればあるほど、うまくいかない時にイライラするものです。時には子どものように、イライラする場面にもユーモアを取り入れてみましょう。最悪の状況を笑い飛ばすくらいの方が、新たな解決方法も思いつきやすくなるものです。

6.計画を立てて前もって準備する

イライラする状況が頻繁に起こる場合は、その原因を突き止めて何らかの対策を練ってみるのもいいかもしれません。例えば、毎日夕食を作っている時間に子供に呼ばれることにイライラすることが多いのであれば、事前に作り置きしたり、半調理しておくことで、時間を節約しストレスを軽減できます。

7.サポートを求める

子育ては誰にでも大変なものです。一人でやろうとすると、余裕がなくなりイライラしてしまうものです。周囲の人々からのサポートを求め、休息をとることが重要です。友人や家族に子どもの世話を頼んだり、困った行動に関しては専門家からアドバイスをもらうことで、イライラを軽減させることも出きるかもしれません。

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まとめ

今回は、子どもに対してもっと忍耐強く寛容になる7つの方法をお伝えしました。感情はメッセンジャーといいます。イライラも心の奥の感情を教えてくれているのかもしれません。その理由を深堀してみて、そして感情を子どもに爆発させることなく自分で解消することが、忍耐強くなる秘訣です。どの方法が使えそうでしょうか?ぜひご自分の生活でも実践されてみてください。

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ABOUTこの記事をかいた人

マレーシア在住 心理カウンセラー・アロマクラフト講師。海外在住歴20年以上の経験から海外在住者ならではのお悩みや、国際結婚をした女性を対象としたカウンセリングを得意とする。子育てや夫婦関係の悩み、親子関係のトラウマなどを感情から開放するセラピーをオンラインにて提供中。