日曜に子供たちが朝から暇そうにしていたので、次男に「ママと自転車で遊ぼうか?」と聞いたら、「お兄ちゃんと遊びたい!」と言われました。それで、長男に「次男君が外で遊びたいと言ってるんだけど。。。」というと、「いいよ~。」といって二人でしばらく外でバスケをしたり自転車に乗ったりして遊んでいました。
この普通の風景に見えるかもしれませんが、我が家ではこれは以前は当たり前の風景ではなかったんです。
仲の悪い兄弟
長男と次男は5歳離れていて、これまで次男が小さかったこともありなかなか一緒に遊ぶことはありませんでした。それどころか、長男はなにかあると邪魔をして楽しいところを持っていく次男を毛嫌いして、部屋に入ってこないように鍵をかけたり自分の友達が次男をからかうと、ニヤニヤして一緒にからかっていました。
私はそのたびに、叱ったり諭したり時には罰を用いたりしてなんとか兄弟が仲良くできないものかと試行錯誤したものです。
長男は友達思いのいい子でしたし、人に意地悪しているという意識は全くなかったと思います。でも、長男の次男に対する嫌悪感は母としてとても悲しく感じていました。
でも、ある日気づいたんです。
私が長男をそうさせていたことに。
それは次男が生まれたとき、既に5歳だった長男に「お兄ちゃん」としての役割を押し付け、我慢させ、おもちゃを譲らせ、優しくするよう言い聞かせ、できないときは叱ってきた結果でした。
愛のタンク理論
子どもが不機嫌な態度をとったり、友達や兄弟に意地悪な態度をとったとき、どう対処しますか?普段私たちは、叱ったり諭したり、怒ったりしてその問題行動をやめさせようとするのではないでしょうか?
でも実は、子どもの不機嫌や問題行動をやめさせるには、ただ叱るだけでは効果がないことが多いのです。それは、その問題行動は子供の心の状態が表面に現れているだけだから。
今回は、アメリカの心理学者ゲーリー・チャップマン博士の「愛のタンク理論」からみた子供の不機嫌の理由と、子供の問題行動にどう対処したらいいのか?そういったことをポッドキャストで話しています。
我が家の場合、長男の愛のタンクを満たすことで長男の問題行動も減り、兄弟間の仲も格段に良くなりました。いまだに喧嘩することも、長男の部屋から次男が閉め出されることもありますが、二人で仲良くゲームのことを話していたり、一緒にハリーポッターの映画を見て楽しそうにしているところをみると、少しづつ本来の二人の姿に戻ってこれていると安堵します。
しつけや規則、社会のモラルを教えるために時には叱ることは必要ですが、何でもかんでも叱ればいいという態度では、子どもは息切れしてついてきてくれなくなります。まずは子供の愛のタンクを満たすことから始めませんか?
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