自分の子供に優しくできない理由

子どもをつい叱ってしまう

私のカウンセリングルームには、「子供に優しくしたいのにできない」「子どもの行動にイライラしてしまう」「こんな私がママだと、子どもに悪い影響があるのではないかと不安」というお母さんたちが良く悩みを相談にこられます。

みんな、愛情深いママたちです。でもちょっとしたことで突然感情が暴走して、子どもにひどい言葉をかけてしまう自分は駄目なママだと、罪悪感を抱えている方がほとんどです。

そらくそういうお悩みに対して、「セルフケアが足りていないから、自分時間をもっととるようにしましょう」といったアドバイスを聴くこともあるかもしれません。

でも、実は自分の子供に優しくできない理由は、「子育てが大変だから」とか「寝不足だから」とか「疲れているから」でもなく、ましてや「子どもが問題行動を起こすから」といった理由でもありません。

今回は、自分の子供に優しくできない根本的な理由はママの子どもの頃の記憶の中にあるということと、ではどうしたら解消できるのか?といったことについてをお伝えしたいと思います。

音声で聞きたい方はこちらから:

母に優しくしてもらえなかった子供時代の記憶

まずは、私自身の体験を話します。

子どもの頃、私の母親はよく怒る人でした。なぜ怒られたのかは全く覚えていないのですが、母が怒り出すと、心の奥がきゅーっとなったのを今でも覚えています。怒っている母は本当に怖かったので、母の機嫌が悪いときは、なるべく騒がず静かにおもちゃで遊んでいるふりをしていました。

怒られては何度も押し入れに入れられましたし、何度も玄関から外に締め出されました。玄関の冷たい板を何度もたたいて、「ごめんなさい。お母さんごめんなさい!」と涙を流しながら叫んでいた記憶がいまだに蘇ります。

でも母は愛情深く、人一倍働き者でした。自分も母親になり、あの頃の母は必死に3人の子供たちを育てていたことも理解できるし、過去にそのように怒られたことに対して恨みも、文句を言うつもりも全くありません。

でも、母親になってから、自分が以前の母のように子どもに対して感情的に怒ったり、ひどい罰を与えたりしていることに気が付きました。

子どもが小さい頃は、言うことを聞かないと「もうママの言うことがきけないなら、ママの子供じゃありません!」とか、ちょっとしたことでイライラしては「○○君が悪いから怒られるんだよ!」とか、ひどい言葉を投げかけてしまうこともありました。

そして、泣きながら寝てしまった子どもの寝顔を見ては「ごめんね」と謝っていました。

子供に優しくできない理由

「子供に優しくできない」その原因は、ママ自身が子どもの頃に親に優しくしてもらえなかった記憶にあるかもしれません。

母親に叱られて暗い押し入れに閉じ込められたこと、叩かれて痛くてびっくりしたこと。「あなたはダメな子!」「そんな悪い子は家の子ではありません!」と激しく怒られて、玄関から締め出された記憶。。。冷たい言葉をかけられて、見捨てられたような気持ちになったことなど、思い出すと未だに悲しくて悔しくなる記憶がありませんか?

自分の子供に対して、「こんなに良い環境を与えられているのに、どうしてこんなにわがままなことばかり言うのだろう?」と嫉妬してしまう自分がいませんか?

大事にされている自分の子どもがうらやましくなったり、子どもに対してどうしようもない苛立ちを覚えたりするとき、たいてい心の奥深くに刻み込まれている子どもの頃の心の傷が疼いています。自分の中にいる小さな自分が「私の時はそんなことしたらお母さんに怒られてた!!」と地団太踏んでいます。

子どもに優しくできないのは、愛情が足りないのでも、あなたがダメなママなのでもなく、幼いころ親に優しくされなかった記憶が、呪縛のようにあなたを縛り付けているだけなのです。

ですから、どうしても子どもに優しくできない時は、優しくない自分を責めるのではなく、あなた自身がどのように育てられてきたのかを振り返ってみる必要があります。子供の頃の自分と向き合って、感情の奥深くを覗いてみて、悲しんでいる自分に寄り添ってあげることが、自分の子供へのイライラを解消する第一歩になります。

これを一人で解消できる方法としては、自分の思っていることをノートに書くジャーナリングをお勧めします。自分の思いを書き出すことで、自分の思考を俯瞰してみることができて、新たな気づきが生まれます。

でも、なかなか一人では難しい作業なので、できればプロの力を借りたほうがいいと思います。

私の子育て心理学講座「ピースフルママ」では、ジャーナリングの時にどんなことに気を付ければよいのか、そして様々な感情マネジメントのツールやマインドのワークを通して、癒しのプロセスが自分でできるようになります。セルフヒーリングの方法を身に着けることで、だんだんイライラすることが減っていって、子どもの問題行動にも穏やかに対応できるようになっていきます。

もちろん、プロのカウンセリングを受けることもすごく効果的です。私たちにはどうしても自分では気づくことができない思考のブラインドスポットというものがあるので、他者からの視点が加わるだけで変化もぐんと加速します。

まとめ

子どもに優しくできないのは、あなたに愛情が足りないわけでも、あなたがダメなママだというわけでもありません。ただ、自分の子どもを目の前にして、子どもの頃の心の傷が疼いているだけなんです。ですから、その傷を癒すことが回復への第一歩になります。

そのためにできることとしては、まずは自分を責めるのをやめましょう。自分を責める行為は、まるで自分の傷に塩を塗り込むようなことです。痛みがもっと増すだけでなんの意味もありません。

次に、子どもを見てでてきたイライラを書き出してみましょう。ノートに自分の思いを書き出すことで、自分自身を深堀することもできますし、子どもの頃の思いに寄り添っていくことも可能です。

でも、自分ではできそうにないというのであれば、カウンセリングを受けたり、セルフヒーリングの方法を学ぶというのをお勧めします。

ピースフルママについての詳しい内容はこちらから

一人でぐるぐる考えても答えが見つからないときは、もちろん私でなくてもいいので、どなたか信頼できる人にぜひ相談してみてくださいね。

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ABOUTこの記事をかいた人

マレーシア在住 心理カウンセラー・アロマクラフト講師。海外在住歴20年以上の経験から海外在住者ならではのお悩みや、国際結婚をした女性を対象としたカウンセリングを得意とする。子育てや夫婦関係の悩み、親子関係のトラウマなどを感情から開放するセラピーをオンラインにて提供中。