生きづらさの原因とその解消法

大人になっても生きづらさを感じている方は、もしかしたら子どもの頃からの経験が生きづらさの原因になっているかもしれません。今回は生きづらさの原因と、その解消法についてご紹介したいと思います。

生きづらさの原因

たいていの生きづらさの原因は、子どもの頃に主に両親との関わりを通して作られた「リミティングビリーフ(Limiting Belief)」が原因であることが多いです。

リミティングビリーフというのは、心理学用語で思考の制限、ブロックとか、心のブレーキということもあります。これは、思考や感情に否定的に作用し物事の捉え方をネガティブにする思い込み・固定概念を指します。たいていは、「~してはいけない」とか、「~であってはいけない」などといった否定的な命令文として脳にインプットされています

例えば、子どもの頃に、自分が欲しいものが手に入らなくて泣いていたら、「泣くな!!」親にひどく叱られたり、「自分勝手はいけません」とののしられたり、親に甘えたくても甘えさせてもらえなかった経験などがあると、子どもは単純に「泣いてはいけない」「自分勝手になってはいけない」「甘えてはいけない」と思い込んだりします。そして中には大人になってもそのような思い込みを持ち続け、自分の弱みを誰にも見せられず、どんなにつらい時でも人に頼ることもできなくなってしまうことがあります。

なぜそんなリミティングビリーフを持つかというと、その根底には「そのような行動をしたら親に愛されなくなる」という恐怖があったりします。親に愛されないということは、子どもにとっては最も恐れていることであり、生死をかけた重要問題です。ですから、親の愛をもらえないより、甘えたり、自分勝手になったり、泣いたりするのをやめることを選ぶのです。これがリミティングビリーフが作られるプロセスです。

このリミティングビリーフは、本人にはあまりにも当たり前すぎて、それが真実であるかのように感じます。ですから自分が選ぶ行動はたいていこのビリーフに従順で、このビリーフに逆らおうとすれば、ものすごい抵抗を感じます。人は、たいていこのリミティングビリーフに支配されて行動していることが多く、このリミティングビリーフが多ければ多いほど、自分の行動の選択が狭まります。これが原因で、様々な心の悩みや生きづらさを引き起こすことが多いのです。

問題を作りだしたで脳で、その問題を解決することはできない

アインシュタインがこのような言葉を残しています。

「問題を作りだしたで脳で、その問題を解決することはできない」

私たちが自分の生きづらさや心の悩みを自分で解決できないのは、悩みを作りだした思考パターンで、その問題を解決しようとするからです。自分が持っているリミティングビリーフが原因で、問題が作り出されているとしたら、そのリミティングビリーフを持ったまま、問題を解決するのは難しいのです。

そんなリミティングビリーフを外すのも、心理カウンセラーの仕事。私のセッションでは、どんなリミティングビリーフを持っているのかを見つけ出し、それを外してもっと生きやすいビリーフへと変えていきます。

先日私がセッションでお話しした方も、リミティングビリーフをお持ちの方でした。そのために10年以上も夫婦関係がうまくいかずに悩んでいらっしゃいました。そこで、私がそのリミティングビリーフについて指摘したところ、はっとした表情をされました。

セッションの後、その時の体験についてこのようなメッセージをいただきました。

自分の想いや感情をノートに書き出す練習はしていたと思ってましたが、いただく質問になかなか言葉が追い付かない場面も多く、核心に触れた質問に暫くフリーズしてしまいました。

何かがバリッと剥がれた様な感覚でした

これまでそのことが「あたりまえ」だと思ってきたから、そのリミティングビリーフに対して疑問すら持たなかったのかもしれません。でも、それが「バリっと剥がれ」そのビリーフから自由になったとき、これまで見えなかったものが見えるようになり、新しい選択そして新しい行動がとれるようになります。

リミティングビリーフの外し方

実は、私自身、主婦時代はそんなリミティングビリーフでガチガチの頭でした。いつも、「あれもできない」「これも無理」とすべてを夫と子どものせいにして自分に自由がないのを嘆いていました。どおりで、夫や子供にいつもイライラしていたはずです。

そのリミティングビリーフがはずせたのは、これまで私の精神的な成長をサポートしてくれたメンターたちのおかげです。本当にこの出会いがなかったら、私は今でも「私には自由がない」と思い込んで自分で作った檻の中でもがいていたかもしれません。自己成長や心の癒しのためにメンターをつけるということは、日本ではまだなかなかなじみが薄い事ですが、私はメンターをつけることが自分の人生をとっても豊かにしてくれたと感じています。

こちらのポッドキャストでは、私がこれまでどんな基準でメンターを選んできたのか?メンターがいるとどんなことが起こるのか?についてお話ししています。

そして、こちらのポッドキャストでは、メンターをつけたり、カウンセリングを受けなくても、リミティングビリーフを外してなりたい自分になるための一番簡単な方法についてお話ししています。

生きづらさを感じている方はもしかしたら、子どもの頃からのリミティングビリーフに、自分の思考や行動を制限されているからかもしれません。リミティングビリーフをカウンセリング・セラピーで外すことは、そう難しい事ではありませんので、ご自身の生きづらさの原因がこれではないかと思っているのであれば、いちどセッションを受けて見られることをお勧めします。

ABOUTこの記事をかいた人

マレーシア在住 心理カウンセラー・アロマクラフト講師。海外在住歴20年以上の経験から海外在住者ならではのお悩みや、国際結婚をした女性を対象としたカウンセリングを得意とする。子育てや夫婦関係の悩み、親子関係のトラウマなどを感情から開放するセラピーをオンラインにて提供中。